市民招待席 |9月の放送

市民招待席 9月のご案内 タイトル

♪今月の市民招待席♪
【市民招待席】

市内で開催された講演会、式典、コンサート、市議会定例会などをほぼ編集なしでお送りします。
毎日放送 21:30~

A:名刀は語る-美しき鑑賞の歴史 講演会日本刀の魅力

 平成30年6月2日から7月16日まで岡崎市美術博物館にて特別企画展「名刀は語る・美しき鑑賞の歴史」が開催されました。今回はその会期中、7月7日に行われた講演会「日本刀の魅力」の模様をお送りします。講師は久保恭子(くぼやすこ)さんです。久保さんは公益財団法人佐野美術館学芸員勤務の後1994年から公益財団法人日本美術刀剣保存協会刀剣博物館に勤務。2009年から刀剣博物館主任学芸員に着任。2015年に同協会博物館事業課長を兼任され、鑑定業務および博物館の企画展示、日本刀の普及啓発活動に従事されています。
 実在の刀剣の名前を持つキャラクターを育成するゲームをきっかけに今や若い女性にも人気が広がる日本の刀剣は、日本を代表する美術品として海外から高い評価を得ています。今回の講演「日本刀の魅力」では、日本刀の基礎知識から歴史、鑑賞する際のコツに至るまで細かく紹介していきます。
 講演ではまず、日本刀の各部名称と歴史を基礎知識としてご説明いただき、続いて鑑賞の見どころについてご紹介いただきます。
 鑑賞の見どころとして「姿」、「地鉄(じがね)」「刃文(はもん)」の3つをあげていただきました。姿をみればおよその作成時代がわかります。時代によって刃長(はちょう)や反りなど特徴が大きく違っているそうです。地鉄とは刀全体の肌模様のことで、地鉄をみれば作られた国や流派がわかります。刃文とは焼入れによって刃先にできる波のような模様のことで、刃文をみるとその刀剣の個性をみることができます。講演では五カ伝(ごかでん)と呼ばれる大和(奈良)、山城(京都)、備前(岡山)、相州(神奈川)、美濃(岐阜)の五つの日本刀の流派についても代表される刀剣の説明とともに紹介していただきます。
 また途中には日本刀が由来となった言葉も紹介します。「切羽つまる」、「身から出た錆」、「付け焼き刃」などは日本刀由来の言葉です。久保さんから語源についてご紹介いただきます。
 日本刀は作刀に始まり、研ぎ、装飾を経て完成する総合芸術であると久保さんはおっしゃいます。この講演で日本刀に対する知識を深めてみてはいかがでしょうか。
 1日 (土)21:30~
4日 (火)21:30~
7日 (金)21:30~
10日 (月)21:30~
13日 (木)21:30~
16日 (日)21:30~
19日 (水)21:30~
22日 (土)21:30~
25日 (火)21:30~
28日 (金)21:30~

B:第1回巽閣講談席

 平成30年6月17日(日)に巽閣(岡崎公園内)にて行われました「第一回巽閣講談席」の模様をご紹介いたします。
 講談とは寄席(よせ)演芸の一種で、演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机を前に座り、張り扇(はりおうぎ)で釈台を叩いて調子をとりつつ、軍記や武勇伝などを語る話芸で、日本の伝統芸能のひとつであります。
 今回「幾代餅の由来」「牡丹灯篭」の二作品と古典落語の「岸柳島」の三作品が上演されます。
 「幾代餅の由来」は、搗き米屋(つきごめや)の奉公人清蔵が、吉原の花魁幾代太夫をお嫁にもらうという夢のような物語です。
 幾代太夫の錦絵に一目ぼれの清蔵、恋煩いから仕事が手につかなくなってしまった、そんな清蔵に対し、心配した親方は一年しっかり働いてお金を貯められたら幾代太夫に合わせてやると約束をします。それを聞いた清蔵は途端に元気を取り戻し、前にも増して働くようになりました。一年分の給金を手にした清蔵は親方から着物を借り醤油問屋の若旦那として案内役の竹庵先生とともに吉原へ向かいました。夢のようなひとときは瞬く間に過ぎ、幾代太夫の今度はいつ来てくれるのかの問いに、嘘を詫び、必死にお金を貯め、また一年後に必ず来ると告げるのでした。そんな一途な清蔵の想いに心をうたれた幾代太夫は五十両を支度金として清蔵に渡し、来年三月の年季明けに夫婦になると約束をします。二人は結ばれ夫婦で餅屋を開きました。そして美人の『幾代餅』として評判になりお店も繁盛したということです。
 独特な語りと、張り扇の軽妙なリズム、他では体験できない空間に引き込まれます。日本の伝統芸能講談をお楽しみください。
 2日 (日)21:30~
5日 (水)21:30~
8日 (土)21:30~

C:日本刀初心者講座~日本刀の産地~

 皆さんは「日本刀」と聞いて最初にイメージすることはやはり武器だと思います。
しかし日本刀が戦いにおいて「主要な武器」になったことはないと言われています。
圧倒的な殺傷力をもつのが弓(のちに鉄砲)で、その次に槍、これも突くというよりは投げて使用することの方が多かったそうです。やはり敵との距離がとれる武器の方が重宝されていたようです。映画やドラマ、マンガやゲームなどのイメージが強いので活躍していたように思われていたのではないでしょうか。
 現在、日本刀ブームが来ていることはご存知ですか。「日本刀」と言うと時代劇が主流で年配の方がはまっていると思われがちですがマンガやゲームの影響を受けて若い世代の方々が刀剣美術館などに足を運んでいるそうです。さらに戦国武将ブームが重なり「日本刀」への興味に繋がっています。
 今回の『市民招待席』は平成30年6月23日(土)13:00〜15:30岡崎公園内の巽閣で講師に日本美術刀剣保存協会三河支部 永田光司氏を迎え「日本刀初心者講座」と題し日本刀の歴史や作者についてお話をしてくれています。また今回の講座では実際に刀を手に取って鑑賞できるため、刀剣を取り扱う時の注意点や鑑賞作法なども教えてくれています。
 今回の講座は大きく分けて2部構成になっており
①日本刀の五ヶ伝について 三河武士のやかた家康館職員 清水貴宏さんが
②日本刀についてと刀の鑑賞についてのお話を講師の(日本美術刀剣保存協会三河支部)永田光司氏が話をしてくれています。
 日本刀は刀身の美しさ、もとの持ち主、刀匠をしのび、時代の背景を思い浮かべながら鑑賞するのが一番正しい接し方だと永田氏は話していました。講座に来られた方々がメモをとったり写真を撮ったり、質問したりと本当に熱心に聞いておられました。講座に来られなかった方はもちろん来られた方ももう一度観ていただいてさらに「日本刀」に興味を持っていただきたいと思います。
 3日 (月)21:30~
6日 (木)21:30~
9日 (日)21:30~
12日 (水)21:30~
15日 (土)21:30~
18日 (火)21:30~

D:第46回生徒市議会

8月9日、岡崎市議会議場で、第46回生徒市議会が開催されました。生徒市議会は中学生に市政への関心を高めてもらうと共に、身近な問題や岡崎の将来について話し合おうと、毎年開催されており、今年で46回目を数えます。市内20校から代表者3名ずつ、合わせて60名が集まりました。
今回は、岡崎アピール情報発信、街づくり、防災・安全、環境、福祉・健康の5分野について各校が考えた20の提案が出されました。
「岡崎アピール」では城北中学校、福岡中学校、北中学校、岩津中学校、六ツ美北中学校の代表生徒が提案質問しました。城北中学校生徒は「おかざき文化ストリート」として岡崎市図書館交流プラザりぶらから籠田公園に至る道路に中学生や市民の描いた作品などを飾り、BGMにジャズを流すアート環境な街づくりを提案しました。また、八幡町で2と7の日に行なわれている二七市の紹介をりぶらで行なうことなどのアイデアを発表しました。そのほか中学生の視点から捉えたユニークなアイデアが数多く提案されました。
過去に生徒市議会での提案が実際に実現した例もあり、どの学校も熱意ある発表となりました。参加した生徒は、他校の提案にも興味深く耳を傾けていました。
11日 (火)21:30~
14日 (金)21:30~
17日 (月)21:30~
20日 (木)21:30~
23日 (日)21:30~
26日 (水)21:30~
29日 (土)21:30~

E:第34回せいりけん市民講座 脳の不思議とサイエンス「いくつ知ってる? トリビアからひも解く心臓のスゴさ!」

21日 (金)21:30~
24日 (月)21:30~
27日 (木)21:30~
30日 (日)21:30~