今月の特集｜９月の放送

皆さんは、住まいの地震への備えは万全ですか。住宅の地震対策として、今、見直されているものがあります。それは、ブロック塀の安全確認の重要性です。今年６月に発生した大阪府北部を震源とする地震では、倒壊したブロック塀等の下敷きとなり歩行者が亡くなるという被害も起きました。そこで今回の特集は、ブロック塀にスポットを当てた住宅の地震対策についてお届けします。
最大震度６弱を記録したこの大阪での地震を受け、官民問わず全てのブロック塀や石壁の所有者に対し、改めて安全点検をすることを国土交通省が要請しています。ブロック塀の点検のポイントは、５つ。まず１つ目は、高さが2.2メートル以下であること。２つ目は、厚さが10センチ以上（高さが２メートルを超える場合は15センチ以上）あること。３つ目は、高さが1.2メートルを超える場合に塀を支えて強度を高めるため、控え壁が一定間隔で設置してあること。そして４つ目が、適切なコンクリートの基礎があること。最後の５つ目が、塀に傾きやひび割れがないことです。点検の結果、５つのポイントの内１つでも該当しないものがある場合には、大きな地震の際に倒壊の危険性があるため、通行者への注意表示をするとともに、安全なものに改修または撤去をするといった措置が必要です。ご自宅にブロック塀等が設置されている場合は、建築士などの専門家へ相談をするなどして、安全確認をお願いします。なお岡崎市では、道路等に面した転倒のおそれがあるブロック塀等に対し、撤去費用の補助もしています。番組では、ブロック塀の安全点検のポイントや、撤去費用の補助制度などについて、詳しくご紹介していきます。
私たちが暮らすこの地域では、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないと言われています。地震への備えは、早めの対策が肝心です。ぜひ特集をご覧になり参考にしてみてください。

今回の特集は、「みんなで学ぼ！ペットの防災」をお送りいたします。
９月は防災月間です。地震や台風、異常気象によるゲリラ豪雨など…自然災害はある日突然発生します。いざという時に備えて、日ごろから災害への備えは万全にしておきたいもの。しかし、災害時に被災するのは人だけではありません。家族の一員として一緒に暮らす犬や猫などのペットも被災者になります。しかし、ペットの防災についての認識は薄く、災害が発生してから初めてその大切さに気づく人も多いのが現状です。そこで今回の番組では、災害で大切なペットを失わないための日頃の備えやいざという時の対応などを特集します。
　岡崎市では、市民のみなさんにペットの防災意識を高めてもらうため、ペット同行避難訓練や出前講座などを開催しています。番組では、動物総合センターの職員・日名地さんをゲストに迎え、ペットの防災対策について様々な例を交えながら紹介します。しつけや健康管理の必要性や身元を示す迷子札の取り付け、また水やペットフードなど備蓄品の準備など、飼い主が日常生活の中で備えておかなければならないことは多岐にわたります。また、災害時に動物を安全に守るためには、住まいの防災対策も必要。実際に災害が発生した時、自宅や避難所でどう対応すればよいのかも、わかりやすく紹介します。
　災害時、大切なペットを守れるのは飼い主しかいません。今回の特集をご覧になって、いざという時、家族とペットが共に安全に避難でき、一緒に暮らせるよう、日ごろからの心構えと備えを万全にしていただきたいと思います。