名刀は語る ~美しき鑑賞の歴史~

※このページの配信動画は本放送のフルHDとは異なり標準画質以下にダウンコンバートして配信いたしております。ご了承ください。
【番組タイトル】 名刀は語る ~美しき鑑賞の歴史~
【番組詳細】 市役所発→情報特急!!「特集」|2018年6月21日版

<特集>
タイトル/『名刀は語る ~美しき鑑賞の歴史~』
放送日/6月21日~6月30日

今回の特集は、高隆寺町にある、岡崎市美術博物館で開催中の特別企画展『名刀は語る ~美しき鑑賞の歴史~』をお送りいたします。
日本刀は、古来災厄から身を守り邪気を払う霊器として神聖視され、また武士にとっては刀は武器であるとともに精神的支柱でもあり、日本人の精神文化に大きな影響を与えてきました。また日本刀は日本を代表する美術品として、世界でも高い評価を得ています。その優美な姿、千変万化する刃紋、玄妙な趣をたたえる地金など見どころは多彩です。
この展覧会では、日本屈指の刀剣コレクションを誇る静岡県三島市の佐野美術館の収蔵品を中心に、国宝・重要文化財を含む平安時代から江戸時代の代表的な名工の刀剣、刀装具など約100件を一堂に展示しています。
展示品の一つ、国宝「太刀 銘 一」は、鎌倉時代中期の備前国で製作されたもので、福岡一文字派と呼ばれる刀工の作です。刃紋は大きな丁子が連なり、絢爛豪華な作となっています。この太刀は、長篠城主の奥平信昌が、長篠の戦いでの功を賞して織田信長から与えられ同家に伝来したものです。
また「大笹穂槍 銘 藤原正真作(号 蜻蛉切)」は、岡崎市ゆかりの武将であり徳川四天王の一人、本多忠勝が愛用した槍です。「蜻蛉切」の名は、トンボが穂先に触れるや二つになったという切れ味の鋭さから呼ばれたといい、天下三名槍の一つに数えられています。
番組では、学芸員の解説とともに、これら名刀の数々をご覧いただきながら、約1000年にわたる日本刀の変遷をご紹介していきます。
この岡崎市美術博物館の特別企画展『名刀は語る ~美しき鑑賞の歴史~』は、7月16日まで開かれています。番組をご覧いただき、ぜひ会場へも足を運んでいただければ幸いです。

シェアする