岡崎城跡石垣めぐり
【番組タイトル】 | 岡崎城跡石垣めぐり |
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【番組詳細】 | 市役所発→情報特急!!「特集」|2018年7月2日版 |
今回の特集は、「岡崎城跡石垣めぐり」をお送りいたします。
岡崎市のシンボル岡崎城。その城跡に残る石垣には400年以上の歴史があると言われ、各所に孕(はら)みやズレ、抜けといった劣化による現象が見られます。今年3月岡崎市では、この石垣の保存修理を円滑に進め、将来にわたって市民に愛される遺産となるよう「岡崎城跡石垣保存修理基本計画」を策定。策定にあたり実施した調査をもとに「岡崎城跡石垣めぐりマップ」を作成しました。石垣の場所や見どころなどをわかりやすく掲載したマップは岡崎城や観光案内所で配布され、好評を得ています。
今回の番組では、このマップを参考に、実際に岡崎城跡に残る数多くの石垣を巡ります。石垣の基本的な構造から岡崎城跡の石垣に見られる特徴など、石垣を1年間にわたって調査した市の学芸員の解説を交えながら「歴史の証人」としての石垣の魅力を深く掘り下げていきます。
徳川家康公が関東に移り、関ヶ原の戦い以降の岡崎城の城郭は、代々城主となった本多家や水野家、松平家が整備を進めたと言われています。石垣を構成する一つひとつの石材や形状は様々で、いずれも使われているのは地元岡崎産の花崗岩。自然石をそのまま使用して積んだ「自然石積み」、割った石材を使った「割石(わりいし)積み」、さらに加工した石材を使った「切石(きりいし)積み」など、時代によって石材の加工や技法にも違いがあります。明治維新後の廃城令により天守などの建造物が撤去され、公園として整備されたため、植栽した樹木の成長などで劣化が進んでいる石垣もあります。これら多くの石垣を観察することで、それぞれの複雑な時代背景に触れることができるのです。
今回作成された石垣めぐりマップには、目的に応じて選べる10分から30分までの〝おすすめ〟コースも掲載されています。
是非今回の特集をご覧になり、みなさんもマップを手に岡崎城へ!
歴史好きの方はもちろん、今まで興味のなかった方にも、石垣を通してさらに岡崎城に愛着を持っていただきたいと思います。